「トニー滝谷」「亀は意外に速く泳ぐ」などのプロデューサーを務め、自身も中編映畫を監督してきた橋本直樹の初長編監督作。ある壯絶な運命を背負った母娘の姿を描き、第24回東京國際映畫祭・日本映畫ある視點部門ほか、各國の映畫祭で上映され、第14回上海國際映畫祭では審査員特別賞を受賞した。生まれてすぐに捨てられ児童養護施設で育ったミカは、大人になり自分を捨てた母親・直子を探し當てる。優しい夫とひとり娘の高校生・彩乃と幸せに暮らす直子をしばらく監視していたミカは、ある決心をする。