「アルビノの木」の金子雅和が監督を務めた本作は、東京の下町を舞臺に、人間の生や死に実感を持てない若者が運命的な出會いを通して命の重みを知るさまを描く幻想譚。主人公はマンガ家を目指す草介だ。ある日彼は不思議な娘・ミドリを図らずもけがさせたことから、彼女の家族が営む寫真館まで送り屆けることに。そして、ミドリの家族との出會いを通じて、東京という土地に眠る過去の記憶を知ることになる。